売り上げの一部から寄付される商品やサービス20選!寄付してはいけない団体や信頼できる団体を紹介

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個人でできるSDGsの取り組みとして、「寄付付きの商品の購入、サービスを受ける」という方法があります。

私たちを取り巻く環境や社会、経済の課題を解決するためには、国や企業の努力だけでは改善されません。私たち個人が意識を変えて、取り組む必要があります。

その中でも日頃の消費活動の中で寄付付きの商品を買ったり、サービスを受けたりすることは個人でもかんたんに取り組めて、SDGsの達成に貢献することができます。

今では多くの会社が寄付付きの商品・サービスを提供しており、この記事では食品・日用品・コスメ・サービスの4つのカテゴリーに分けて具体例を紹介していきます!

私たち1人1人が、身近でかんたんにできることをみつけるお手伝いができればうれしいです。

目次

寄付とは?どこがいい?

寄付とは、自分の意思でお金やモノ、あるいは労力を通じて社会や誰かのために支援を届ける行動です。

困っている人や動物、環境問題など、支援が必要な場面は多岐にわたります。ただし、寄付先を選ぶ際には、その団体の活動実態や資金の使い道が透明であるかを見極めることが大切です。

「どこに寄付するべきか」と迷う方には、実績があり信頼性の高い団体や、購入がそのまま支援につながる商品・サービスを活用するのも一つの方法です。

最近では、収益の一部が寄付に充てられる商品やサービスも増えており、気軽に参加できる方法も進んでいます。 安心して支援できる寄付先を選ぶために、団体の実績や透明性、寄付の使い道をよく確認しましょう。

寄付してはいけない団体

寄付は善意で成り立つものですが、寄付先によっては「思っていた形で支援されない」「使途が不透明」と感じるケースもあります。ここでは有名な国際団体に対する懸念の声を紹介し、寄付先を選ぶ際に注意したいポイントを考えていきます。

赤十字

世界的に信頼されている赤十字ですが、近年、一部では寄付先として慎重に検討すべきとの意見も見られます。

たとえば、アメリカ赤十字では大規模災害後に集まった多額の寄付金が、被災地の支援に十分使われなかったという報道がありました。

また、大きな組織であるがゆえに管理コストが高く、事務費や運営費として多くが使われているのではないかという懸念も一部で指摘されています。

日本赤十字社に関しては比較的透明性が高いとされていますが、寄付を検討する際は、具体的にどの活動に使われるかを確認することが重要です。

ユニセフ

ユニセフは子どもたちの命と未来を守る国連機関として広く知られていますが、「日本ユニセフ協会」との混同による誤解が少なくありません。

実際に国連のユニセフ本部に寄付される金額は、日本ユニセフ協会を経由した場合、運営費や人件費が差し引かれた残額となります。

過去には、日本ユニセフ協会の使途や理事の報酬額に対して疑問の声も上がっており、直接的な支援を望む人にとっては注意が必要です。

寄付金の最大限の活用を望むなら、ユニセフ本部へ直接送金する方法を選ぶか、他の透明性の高い団体を検討するのもひとつの手段です。団体の知名度にとらわれず、運営の実態を理解することが大切です。

どこがいい?おすすめの信頼できる団体の寄付先ランキング~日本編~

団体名主な活動内容特徴・おすすめポイント
認定NPO法人フローレンス進歩の知恵、病児保育、子育て支援寄付の活用途が明確で報告書も充実。若い家庭の支援に強み。
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン災害支援、動物保護、人道支援即応性が高く、社内で緊急支援を展開。ドローン活用でも話題。
認定NPO法人カタリバ教育支援、被災地子ども支援一歩の学びと心のケアに興味を持ちます。学校外での教育支援が充実しています。
公益財団法人日本財団障害者支援、災害復興、海洋保全大規模で多分野に支援。助成金の透明性が高く信頼感あり。
NPO法人難民支援協会(JAR)難民支援、法的サポート日本における難民支援の草分け。寄付金の活用も細かく公開。

活動実績が豊富で、情報公開・透明性の面でも高く評価されている日本国内の寄付先をご紹介します。各団体の特徴を比較して、自分の関心に合った支援先を見つける参考にしてください。

活動内容、信頼性、情報公開の観点から選定したものです。寄付を検討する際は、各団体の公式サイトで最新情報や年次報告書を確認することをおすすめします。

どこがいい?おすすめの信頼できる団体の寄付先ランキング~世界編~

団体名主な活動内容特徴・おすすめポイント
国境なき医師団(Médecins Sans Frontières)紛争地・被災地での医療支援独立性と即応力に優れ、寄付金の約80%が現場支援に活用される。
Direct Relief医療支援、災害救援管理費が非常に低く、透明性評価も高い。信頼できる災害医療支援団体。
The Against Malaria Foundationマラリア対策(蚊帳の配布)数ある評価サイトで「費用対効果」が最も高いと支援される活動。
GiveDirectly現金給付による格差層支援中間コストが少なく、寄付金の大半が直接受益者に届く新しい支援モデル。
International Rescue Committee(IRC)難民・移民支援、教育、医療暫定政策から実務支援まで短期活動が強み。

国際的な社会課題に目を向けたとき、寄付は重要なアクションのひとつです。とはいえ、世界には無数の団体が存在し、どこに支援すべきか迷うことも。

ここでは、世界的に信頼され、実績や透明性のある国際団体を紹介します。国際的な支援に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

災害の寄付はどこがいい?

団体名主な支援内容特徴・おすすめポイント
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)緊急支援、物資提供、被災動物支援ドローンやヘリを用いた迅速な支援体制。日本国内外で多くの実績あり。
日本赤十字社医療支援、避難所支援、義援金配布被災地への義援金分配が早く、医療面での支援力も強い。全国に支部あり安心。
Civic Force(シビックフォース)緊急物資、交通インフラ支援他団体と連携し効率的な支援を展開。企業・自治体との協働実績も豊富。
認定NPO法人ADRA Japan国内外の災害復旧、教育・生活支援国際NGOならではのネットワークを活かし、柔軟かつ丁寧な支援を実施。
日本財団中長期的な復興支援、福祉支援義援金だけでなく、復興後の生活支援や心理ケアにも取り組む。

地震・台風・豪雨・火山噴火など、日本や世界では毎年のように自然災害が発生しています。

被災地の復旧・復興を支えるために寄付をしたいと考える方も多いですが、迅速かつ適切に支援を届けてくれる団体を選ぶことが重要です。

寄付付きの商品・食べ物5選

寄付付きの食品を販売している例を5つ紹介します。

こどものためのカレーシリーズ ~体にやさしいカレーを食べて途上国の子どもを支援~

引用元:キャニオンスパイス

株式会社キャニオンスパイスが販売している「こどものためのカレーシリーズ・かぞくのためのカレーシリーズ」は、2009年から売り上げの一部を開発途上国の子どもたちを支援するプロジェクト(NGOプラン・インターナショナル)に寄付しています。

このシリーズは、化学調味料を一切使用していない体にやさしい商品でもあるので、家族の健康を維持しつつ、寄付もできるうれしい取り組みですね。

寄付型自動販売機 ~ペットボトルの一部が寄付になる!~

寄付型自動販売機とは、飲み物の購入1本ごとに、その購入額の一部が指定の団体に寄付されるというもの。支援先は自動販売機によってさまざまで、画像のように団体によってラッピングが異なり、約47の支援先があります。

支援先例

  • 国境なき医師団 医療を受けることのできない人々への援助
  • 子どもの未来応援基金 子どもの学習支援
  • アニマルドネーション 補助犬育成の援助

街中で寄付型自動販売機を見かけたら、優先して購入してみてはいかがでしょうか。

森永製菓チョコレート ~チョコレートを食べて、カカオの国の子ども支援~

森永製菓株式会社が、2008年から行っている「1チョコfor1スマイル」キャンペーン。

ガーナチョコレートなど商品の売り上げの一部を、カカオ生産国の子ども支援として寄付しています。毎年「特別月間」を設けており、森永チョコレートの対象商品1個につき1円を寄付するキャンペーンを実施しています。この期間は、バレンタイン前の1~2月が多いようです。

NGOプラン・インターナショナルNGO・ACE(エース)を通して、ガーナやカメルーンの子どもを支援する以下のような取り組みを行っています。

  • 児童労働をなくす取り組み
  • 校舎と男女別トイレの建設
  • 教室備品を支給して学習環境を改善する

チョコレートを食べて、チョコレートの生産国を支援するというのが、支援の関連性があって良いですね。

ヒトサラ ~レストランを予約するだけで20円の寄付になる!~

引用元:ヒトサラ

USEN-NEXT GROUPが運営する「ヒトサラ」というサイトでレストランを予約すると、1つの予約につき20円が寄付金となります。20円は開発途上国で1食分になり、ヒトサラ(一皿)の給食がTABLE FOR TWOを通じて子どもたちに届けられます。

TABLE FOR TWOは、「先進国と開発途上国の子どもたちが食事を分かち合う」というコンセプトで活動している団体です。「先進国で1食とるごとに、開発途上国に1食が贈られる」というプログラムを展開しています。

レストラン予約をする際に、普通のサイトからヒトサラに変えるだけで寄付ができるのは手軽ですよね。

レッドカップキャンペーン ~対象商品を買って途上国に学校給食を~

「レッドカップ」とは国連WFPが給食を入れる容器として使っている赤いカップのこと。レッドカップキャンペーンに賛同する企業が、赤いカップのマークが付いた商品を販売しており、対象商品を購入すると、その売り上げの一部が企業から寄付される仕組みです。

2011年にキャンペーンが始まり、累計60か国以上、1,500万人以上の子ども達に学校給食を届けてきました。

キャンペーン商品には、以下のようなものがあります。

  • 加工食品
    チキンラーメン(日清食品)、とんがりコーン(ハウス食品)など
  • 生鮮食品
    ミネラルウォーター(アサヒ飲料)など
  • 日用品雑貨
    ランドセル(株式会社グラム)など
  • その他

レッドカップのマークを見つけたら、優先して買ってみるのも良いかもしれませんね。

寄付付きの日用品5選

次に、寄付付きの日用品を販売している例を5つ紹介していきましょう。

ARTIDA OUD ~ブレスレットを買うだけで、最大1,100円の寄付になる!~

引用元:ARTIDA OUD

オンライン販売を主とするジュエリーブランド「ARTIDA OUD」は、寄付付きの商品を販売しています。

対象商品のブレスレットを買うと1,000円が寄付され、さらに商品写真をインスタグラムにアップすると追加で100円が寄付されるというプロジェクトを行っています(支援先:NGOプラン・インターナショナル)

1つの商品を買うだけで、最大1,100円の寄付ができるのです。

ARTIDA OUDでは、2020年に「インドに学校を建てる“I am”ドネーションプロジェクト」を立ち上げ、特に子ども教育支援に寄付をしてきました。現在は、緊急的にコロナウイルス対策支援をしているそうです。

1つの商品を買うだけで、最大1,100円が寄付になるというのは、寄付金額としてはとても大きいですね。

シチズンクロスシー ~時計の売り上げの一部が途上国の女の子の支援になる~

レディスウォッチブランド「シチズンクロスシー」を購入すると、売り上げの一部が開発途上国の女の子を支援する活動に寄付されます。シチズン時計は、2013年からNGOプラン・インターナショナルの「Because I am a Girl」キャンペーンに賛同し、この活動を支援しています。

特に女性の問題に特化した支援を行っており、ネパールで月経についての知識を深める研修を行ったり、啓発イベントを開催したりしています。

女性向けのブランドが、女性に特化した支援を行っているというのも関連性がありますね。

オーガビッツ ~オーガニックコットンの商品を買って、農家に寄付を~

引用元:オーガビッツ

豊島株式会社のオーガニックコットンブランド「オーガビッツ」。「オーガニックコットンを通して、みんなで”ちょっと(bits)”ずつ地球環境に貢献しよう」というコンセプトで始まったブランドです。オーガニックコットンの普及により有機農地を広げ、環境汚染を改善していくことを目標としています。

オーガビッツを使用した商品にはオリジナルのタグが付いていて、このタグ1枚につき1円が、一般財団法人ピース・バイ・ピースコットンに寄付される仕組みです。インドのオーガニックコットン農家の支援などを行っています。

オーガニックコットンの商品を買うだけでも、地球環境に貢献していると言えますが、さらにオーガニックコットン農家にも寄付をすることができる仕組みは素晴らしいですね。

チャリティ年賀状 ~年賀状を買うだけで、国内の貧しい子どもを支援できる~

株式会社博報堂アイ・スタジオが主催している「チャリティー年賀状」。「全国学生デザインコンテスト」の入選作品を商品化し、年賀状として販売しています。

1枚購入すると、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンへ10円が寄付され、経済的な困難を抱える国内の子どもたちの教育支援にあてられます。

毎年買っている年賀状を、チャリティー年賀状に変えるだけでかんたんに子どもの支援をすることができますね。

mont-bell(モンベル) ~寄付付きTシャツを買って、自然保護活動を支援しよう!~

引用元:モンベル

アウトドアブランドのモンベルが、ユニークな寄付付きTシャツを販売しています。

約25種類のデザインがあり、それぞれ支援先が異なります。アウトドアブランドのため、支援先は自然保護団体が多いようです。

アウトドア活動を楽しむ人は、自然環境にも関心が高いはずです。気に入ったデザインのTシャツを身に付けてアウトドアを楽しみ、それが環境保護にもつながる良い取り組みですね。

<支援先例>

  • 認定NPO法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン
    ボルネオの熱帯雨林を守り、動物と人が共に生きる社会づくりに取り組む
  • 日本一心プロジェクト
    東日本大震災復興支援
  • 日本自然保護協会
    日本の自然保護や絶滅危惧種を守る
  • 鎮守の森のプロジェクト
    災害からいのちを守る森をつくる
  • バードリサーチ
    人と自然が共存するための鳥類調査を行う

寄付付きのコスメ5選

次に、寄付付きのコスメ商品を販売している例を5つ紹介しましょう。

sioris(シオリス) ~美容液を買うだけで植樹に寄付できる~

引用元:sioris

COSMOS ORGANIC認証(ヨーロッパのオーガニック認定機関)のある韓国発ヴィ―ガンスキンケアブランドsioris(シオリス)

美容化粧水「マイファーストエッセナー」を購入すると、1本につき約100円(1/3本の植樹ができる金額)を「FOREST FOR LIFE」(韓国の土壌再生組織)に寄付しています。木を植えることで、CO2排出量削減のための土壌再生に取り組んでいます。

オーガニックコスメで自分も美しく、そして土壌再生にも貢献できるのはうれしいですよね。

エスティ・ローダー ~乳がんキャンペーンでチャリティコスメを買おう~

1992年に故エブリン H. ローダーが創設して以来、乳がんの早期発見と予防を目的に知識啓発や医療研究への寄付活動などを行う「乳がんキャンペーン」を毎年展開しているエスティ ・ローダーグループ。

毎年10月にキャンペーンを実施し、売り上げの一部が乳がんの医療研究の寄付になるチャリティコスメを販売しています。2020年のキャンペーンでは、リップや保湿クリーム、香水などを寄付付き商品として販売しました。

チャリティ商品は、ピンクリボンのイメージカラーであるピンクのものが多いです。商品としての見た目もかわいく、自分の美容のためにもなり、さらに女性のための寄付もできるのはうれしいですね。

LUSH(ラッシュ) ~全額寄付になる!チャリティポットコイン~

手作りのせっけんなどのコスメ商品を手掛ける株式会社ラッシュジャパンが、「全額寄付」という商品を販売しています。

固形タイプのボディローション「チャリティポットコイン」は、消費税を除く売り上げの全額が動物の権利擁護、人権擁護、環境の保護に取り組む草の根団体に寄付されます。植物性の原材料だけを配合するというこだわりもある商品です。

デザインにも意味があり、

  • 肉球 → 動物の権利
  • 手 → 人権
  • 葉っぱ → 環境保護

を表しています。

2007年に『チャリティポット』を発売して以来、総額約6億円を助成・寄付してきた実績があります。(2021年1月時点)

支援先:(国内外の団体)

  • 自然環境の保護活動
  • 動物の権利擁護活動
  • 人権擁護・人道支援・復興支援活動

Trilogy(トリロジー) ~オーガニックコスメを買って、子ども・女性の支援に!~

引用元:トリロジー

2002年から始まったニュージーランドのスキンケアブランド。ナチュラル&オーガニック認証を受けていて、ローズヒップオイルが一番の人気商品です。

トリロジーの商品は、

  • 動物実験をしない
  • 合成香料および合成色素・遺伝子組み換え植物・石油系原料・シリコンオイルとその誘導体を使用しない

などの基準を設けており、オーガニック認証も受けている安心・安全なスキンケアブランドです。

トリロジーでは一部の該当商品の売り上げから、2NZドル(日本円にして約160円前後)をケニア・タンザニアで活動する団体「So They Can」に寄付しています。子どもの教育や女性の自立支援として、貧困から抜け出せるよう長期的な支援を目指しています。

Spoon Spoon(スプーン・スプーン) ~エシカルコスメを使って、自分にも環境にも社会にもやさしく~

日本のエシカルコスメブランド「スプーン・スプーン」は、農薬や化学肥料を使わずに育てた植物を原料に使っています。

もとは「倫理的な」、「道徳上の」といった意味ですが、最近では「社会貢献につながるような、社会や環境に配慮したもの」という意味で「エシカル」という言葉が使われています。

スプーン・スプーンの売り上げの一部は、公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」に寄付され、日本の森林保護に使われます。また、障害者支援にも力を入れており、ハーブの生産や印刷の仕事の一部を福祉作業所で行っています。

スプーン・スプーンでは以下3つの「いいこと」を掲げています。

  • 私にいいこと
  • 環境にいいこと
  • 社会にいいこと

原材料が安全なものを自分のために使うことが、環境や社会にも良いことにつながっているということです。

寄付付きのサービス5選

最後に、寄付付きのサービスの例を5つ紹介します。

GDO「ゴルフ菜園プロジェクト」 ~いつも通りにゴルフをするだけで途上国の菜園に寄付できる!~

株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインが行っている「ゴルフ菜園プロジェクト」。

「GDOスコア管理」アプリをダウンロードしてゴルフをするだけで、開発途上国に菜園をつくるための農業支援をサポートすることができるという画期的なプロジェクトです。

利用者がバーディ、イーグル、ホールインワンなどの好プレーをアプリにカウントすると、「TABLE FOR TWO」を通じてアフリカなどの開発途上国に菜園をつくることに寄付できます。

カウント金額
  • 1バーディ=10円
  • 1イーグル=2バーディ換算
  • 1アルバトロス、エース(ホールインワン)=3バーディ換算
  • 1菜園=15万円

スコアの管理もできて、寄付もできるなんて一石二鳥のすごいアプリですよね。

石原果樹園 ~おいしいぶどうを食べて、途上国の子ども達の給食支援~

引用元:石原果樹園

岡山県にあるぶどう、梨、柿などを生産している石原果樹園。

石原果樹園で果物狩り、果物発送をすると、国内災害や開発途上国に10円寄付されます。アジアやアフリカへの支援はTABLE FOR TWOを通して、子どもたちの給食になるという取り組みです。

石原果樹園のような地方の会社でも、団体を通じて社会貢献ができる仕組みが少しずつ広がっているんですね。

ハチドリ電力 ~自然エネルギー100%の電力を使って、好きな団体に寄付できる~

引用元:ハチドリ電力

株式会社ボーダレス・ジャパンが運営する「ハチドリ電力」は、CO2ゼロの自然エネルギー100%の電力を販売する会社として、2020年4月からスタートしました。電気料金の1%がNPOなどの団体への寄付となり、この支援先は電気利用者が選ぶことができます。

活動団体は2020年4月時点で13団体あり、以下3つのカテゴリーから選ぶことができます。

  • 活動テーマ
  • 活動場所
  • 応援コメント

「子どもの貧困・教育」や「自然環境の保護」、「出産・子育て」など、サイト上ではわかりやすいアイコンが付いているので、関心のある活動が選びやすくなっています。

自然電力に切り替えを検討している方は、さらに寄付もできるハチドリ電力も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

donedone(ドネドネ) ~モバイルサービスを利用するだけで毎月50円の寄付ができる~

引用元:ドネドネ

ビッグローブ株式会社が、2021年7月から始めたモバイルサービスブランド「ドネドネ」。

月額2,480円(税込2,728円)で月間50GBを利用できるサービスで、環境保全や医療支援などの活動に月50円寄付する「ドネーションプログラム」が組み込まれています。ドネーションプログラムには5つの支援団体があり、月額利用料から50円を継続的に寄付することができます。

ドネドネは、「社会貢献やより良い未来を考えるためのきっかけをつくるモバイルサービスブランド」をコンセプトに掲げています。

若いタレントを起用したテレビCMも始まっており、今まで寄付や社会貢献に関心のなかった世代にも普及できそうな取り組みですね。

KURADASHI ~買い物をするだけで、フードロス削減になり寄付もできる!~

引用元:KURADASHI

KURADASHIは、フードロス削減に取り組み、売り上げの一部を環境保護や動物保護などの社会貢献団体に寄付をする日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイトです。フードロス削減に賛同するメーカーから協賛価格で商品の提供を受け、最大97%OFFで販売しています。

利用方法は、KURADASHIのサイトで無料会員登録をして買い物をするだけ。

食品、飲料、日用品、美容、健康などさまざまな商品が揃っています。商品をクリックすると、どの団体にいくら寄付されるか、支援先と金額がわかりやすく表示されます。

普段のお買い物をKURADASHIに変えるだけで、フードロスの削減に協力でき、社会貢献団体に寄付をすることができますよ。まずは無料の会員登録をしてみてはいかがでしょうか。

支援先
  • 環境保護支援
  • 海外支援
  • 社会福祉支援
  • 災害対策支援
  • 医療支援
  • 動物保護支援
  • 地方創生支援
  • フードバンク支援
    など約14団体

寄付付き商品や信頼できる寄付先に関するよくある質問

寄付や寄付付き商品に関心があっても、「本当に信頼できるのか」「自分の寄付が役立っているのか」と疑問に思う方も少なくありません。ここでは、寄付を検討するうえでよくある質問を取り上げ、わかりやすく解説します。

結局信頼できる寄付先はある?

信頼できる寄付先は確かに存在します。ただし「誰にとって信頼できるか」は、寄付の目的や価値観によって異なります。

たとえば、透明性の高い運営を重視する人には、活動報告や会計報告を丁寧に公開している認定NPO法人や公益財団法人がおすすめです。

また、即応性を重視するなら、災害時に迅速に動ける緊急支援団体が向いています。近年では、第三者評価や認証制度(グッドガバナンス認証など)を取得している団体も増えており、寄付者が情報をもとに判断しやすくなっています。

寄付付き商品って本当に意味がある?

寄付付き商品は、購入するだけで一部が自動的に寄付される仕組みを持つ商品です。直接寄付とは異なり、買い物を通じて支援できるため、ハードルが低いのが特徴です。ただし、寄付金の割合や支援先が明確に記載されていない商品もあるため注意が必要です。

例えば「売上の1%を寄付」としていても、実際の金額が非常に少額になる場合もあります。信頼できる寄付付き商品は、支援先・寄付割合・用途が明確に表示されていることが多く、企業の社会的責任(CSR)の一環として持続的に取り組んでいるものを選ぶのが安心です。

少額の寄付でも意味はある?

少額の寄付にも十分意味があります。たとえば月500円や1,000円でも、継続的な支援となれば団体にとって大きな力となります。特に多くの団体は、日常的な運営費や人材確保、支援活動の基盤に「毎月の安定収入」が必要です。

一人の大きな寄付より、多くの人による小さな支援が社会を支える原動力になるケースも多いです。

また、支援する側も「自分も社会の一部として関われている」と実感できるメリットがあります。無理なく続けられる金額で始めることが、寄付習慣を持つ第一歩となります。

寄付とSDGsの関係性

近年、寄付は単なる慈善活動ではなく、国際社会が目指す持続可能な未来への貢献手段として注目されています。特に、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて、個人の寄付が果たす役割は大きく、17の目標すべてに何らかの形でつながっています。

例えば、教育支援への寄付は「質の高い教育をみんなに(目標4)」、環境保護団体への支援は「気候変動に具体的な対策を(目標13)」に寄与します。

また、寄付先の選定によっては、社会的不平等の解消、ジェンダー平等、クリーンエネルギーへの支援など、より具体的なSDGsの実現に貢献することが可能です。

寄付は一人でも始められる「小さな社会変革」の一歩であり、SDGsという世界共通の目標に対して、自分なりの意思表示にもなります。

まとめ:手軽に取り入れられる寄付付き商品

売り上げの一部から寄付される商品を、以下のシチュエーション別に全部で20個紹介しました。

全て商品を買うだけ、サービスを利用するだけで寄付になります。とっても手軽にできるので、できそうなものを選んでみてはいかがでしょうか。

手軽に寄付ができる寄付付き商品やサービス、これからもっと浸透していきそうですね。

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この記事を書いた人

中谷秋絵 ライター

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